暗号資産やNFTが注目される中、それらを支える「トークン発行技術」にも関心が高まっています。
特にEthereum(イーサリアム)上で広く使われているERC-20ERC-721という2つのトークン規格は、Web3時代の基盤とも言える存在です。
この記事では、ERC-20とERC-721の違いを初心者にもわかりやすく解説し、それぞれのユースケースや技術的な特徴について紹介します。

ERC-20とは:同じ種類のトークン同士が交換可能な規格

ERC-20は、Ethereumブロックチェーン上で発行される代替性トークン(Fungible Token)の標準規格です。
この規格に準拠して発行されたトークンは、同じ種類のトークン同士であれば、すべて同じ価値と機能を持ち、自由に交換可能です。
たとえば、USDCというERC-20トークンがあるとします。Ethereumネットワーク上で発行されたUSDCは、同じスマートコントラクトから発行されたUSDC同士であれば、どの1枚も他の1枚と同じ価値を持ち、互換性があります
これは現実世界の「100円硬貨」や「1ドル札」と同じような性質です。
ただし、USDCとDAI、LINKとUNIなど異なる種類のERC-20トークン同士は互換性がなく、価値も異なります

🔷 主なユースケース

  • ステーブルコイン(USDT、USDC、DAIなど)

  • ガバナンストークン(UNI、AAVEなど)

  • DeFiプロトコルでの流動性提供や報酬

  • ICO(Initial Coin Offering)での資金調達
💡代替性トークン(Fungible Token)
  → 同じ種類のトークン同士が交換可能な資産。
💡スマートコントラクト
  → ブロックチェーン上で自動的に実行される契約のようなプログラム。
    条件が満たされると人の介入なしに処理が行われる。
    >>> クリックしてチェック!「スマートコントラクトとは?自動化された契約の仕組みと活用事例」
💡ステーブルコイン
  → 
価格が安定するよう設計された暗号資産で、主に米ドルなどに連動して価値が保たれる。
    決済や送金に使いやすいのが特徴。
    >>> クリックしてチェック!「ステーブルコインとは?|暗号資産の進化とその仕組み・活用法」
💡ガバナンストークン
  → ブロックチェーンプロジェクトの運営方針に関する投票や意思決定に使われるトークン。
    保有者がプロトコルの方向性に参加できる。
💡
ICO(Initial Coin Offering)
  → 暗号資産を新規発行して資金調達する方法。
💡DeFi(分散型金融)
  → 中央管理者を持たない金融サービスの総称。
    >>> クリックしてチェック!「【初心者向け】DeFi(分散型金融)とは?」

ERC-721とは:唯一性を持つトークン規格

ERC-721は、Ethereum上で発行される非代替性トークン(Non-Fungible Token:NFT)の標準規格です。
この規格では、各トークンが固有の識別子(Token ID)を持ち、他のトークンと交換できない唯一の存在として扱われます。
つまり、ERC-721トークンは唯一無二のデジタル資産であり、所有者や履歴、属性などを個別に記録できます。

🔷 主なユースケース

  • デジタルアートや音楽NFT

  • ゲーム内アイテム(CryptoKitties、Axie Infinityなど)

  • メタバースの土地やアバター

  • 会員証や証明書のトークン化

💡非代替性トークン(Non-Fungible Token)

  → 唯一性を持ち、他と交換できない資産。
    NFTとも呼ばれる。
    >>> クリックしてチェック!「【初心者向け】NFTとは?デジタル資産の新時代を学ぶ」
💡メタバース
  → インターネット上に構築された仮想空間で、ユーザーがアバターを使って交流・活動・経済活動などを行える3D世界のこと。
    >>> クリックしてチェック!「【初心者向け】メタバースとは?暗号資産とつながる仮想経済の仕組みを解説」

ERC-20とERC-721の違いを比較

項目ERC-20ERC-721
トークンの性質同じ種類同士で交換可能(代替性あり)すべて異なる(非代替性)
価値の均一性同一種類内では同じ個別に異なる
ユースケース通貨・報酬・投票NFT・所有権・証明
識別子共通個別(Token ID)
送受信方法一括管理可能個別管理が必要


まとめ:目的に応じたトークン規格の選択が鍵

ERC-20とERC-721は、それぞれ異なる目的と価値を持つトークン規格です。
通貨や報酬など、同じ価値を持つ資産を扱いたい場合はERC-20が適しており、 アートや証明書など、唯一性を持たせたい資産にはERC-721が最適です。
トークン発行を検討する際は、プロジェクトの目的・ユーザー体験・技術要件に応じて、最適な規格を選ぶことが成功への第一歩です。
Web3の世界では、トークン設計がプロダクトの価値を左右します。
今こそ、規格の理解を深めて、より安全で魅力的なデジタル資産を創造しましょう。

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